南部鉄器の急須とホーロー

鉄分が水に溶けて、鉄分補給ができるから、貧血などの女性に非常にいいという話はしましたね。

鉄器で一番手軽なのは、急須だと思います。
でも、今普通に売られている鉄器の急須は、ホーロー処理されたものがほとんどです。
お湯を沸かしたりするのにも使えて、ホーロー処理をしていないものがいいんですけど、なかなかみつけられないかもしれませんね。

吉祥寺のお店でみかけたことはあるので、探せばきっとあるはずです。

ホーロー処理されたものでは鉄分は溶け出すことはありませんので、注意してください。

南部鉄の風鈴

南部鉄は、急須や鍋などの食器だけではありません。
落ち着いた音色の風鈴も、古くから親しまれてきました。
我が家にも、灯篭の形をした南部鉄の風鈴が子供のころからありました。
風鈴には、魔よけ、厄除けの意味もあるそうです。
記念品や、プレゼントとしても喜ばれます。




最近は現代風な、おしゃれな風鈴もありますね。

鉄瓶で補給できる鉄分について

南部鉄瓶で鉄分が補給できることは前にも述べましたが、鉄分を補給するとどんないいことがあるのか、今回は鉄分について書いてみたいと思います。

貧血の原因の70%は鉄欠乏性貧血と言われています。
貧血とは、酸素を運ぶヘモグロビンが減ってしまうことですが、鉄は、ヘモグロビンの大事な構成要素なのです。

また、貧血だけでなく、実はアルツハイマーの予防にも効果的と言われています。

アルツハイマーの原因の一つが、アルミニウムだという説があります。
人工透析にアルミニウムが混入していたのを取り除いたらアルツハイマーの発祥がなくなったことや、1989年にイギリスのアルツハイマー患者が多い地方の飲料水を調べたら高い濃度のアルミニウムを検出したことなどから、そういわれています。

鉄分には、そのアルミニウムの吸収を抑える働きもあるのです。
というより、鉄分が不足しているとアルミを吸収してしまうようです。

アルミの分子構造が、鉄と似ているため、鉄分が不足すると、鉄の変わりにアルミが体内に吸収されてしまうようです…。

南部鉄器で貧血、アルツハイマーを予防しましょう。

錆びた南部鉄器

南部鉄器は、基本的に錆びません。
摂氏900度の炭火の中に30分ほど鉄瓶を入れて焼くことで、酸化皮膜ができているからです。
この皮膜を傷つけてしまったり、ぬれたまま放置してしまうと、錆びてしまうことになります。
中をこすったり、洗ったりということは、南部鉄器の一番のタブーです。

使い出すと、中が赤い斑点模様のようになり、さらに使うと湯垢がついてきます。
赤くなったからといって、錆びだと思って擦らないように気をつけてください。
中身が赤くなっても、お湯が透明なら問題ありません。

きちんと使っていれば錆びませんが、万が一錆びてしまった場合には、金気(かなけ、お湯が赤く濁ったり、表面が油のようにキラキラする)がでます。
そうなってしまった場合には、使い始めと同様の手順で、お湯が透明になるまで辛抱してください。

南部鉄器の使い始め

南部鉄器で鉄分補給

 南部鉄器で鉄分が補給できるというのはご存知でしょうか。

最近では、医者からすすめられて南部鉄器を購入する人も増えています。

 鉄器から溶ける鉄は「無機鉄」といいます。
無機鉄には2価鉄と3価鉄があるのですが、鉄器から溶け出す無機鉄のほとんどが2価鉄です。
そして、2価鉄が、体に吸収されやすい鉄なのです。

鉄鍋で調理をしたものと、ステンレス鍋で調理したものの鉄分量を比較すると、あきらかに増えています。

鉄分不足は、女性の貧血のもとになるなど、現代においても悩んでいる方は多いのです。

三ヶ月南部鉄瓶を使用すると、効果がでてきます。
いままで使っていたヤカンなどを南部鉄のものにするだけで、生活習慣などは何も変えずに貧血を予防できるので、人気があるんですね。

水道水を南部鉄瓶でカルキ抜きすれば、鉄分もたっぷりの体にいい水の出来上がりです。
ミネラルウォーターよりも栄養があると言います。

また、茶道の先生は、水道水を鉄瓶で沸騰させたものを使うそうです。どんなミネラルウォーターよりも、一番おいしいお茶が入れられるそうです。

南部鉄器とは

 南部鉄器とは、盛岡市(旧南部藩主の城下町)を中心とした地域で生産されてきた「鋳造の鉄器」のことです。

鋳型に溶かした鉄(金属)を流し込んで物を作る方法が鋳造です。

 釜や鉄瓶などの主に伝統工芸品に指定されている焼型法と、鍋や風鈴などの大量生産する生型法と、2種類の製造方法があります。

焼型法では、同じ型は少量しかできないため、価格も高くなります。

 当然鉄でできているので、重たいです。
急須のふたも重いので、手を添えずにかなりかたむけても蓋が落ちることはありません。

また、鉄は温度の変化に鈍いので、一度温まると冷めにくく、温まるときも全体的に温まるので、熱が均一に伝わります。

 お茶は沸騰させたお湯を冷ましてから入れますが、南部鉄器の急須に熱湯をそそげば、すぐに適温に温度を下げてもくれます。

 昔は囲炉裏のある家には、火に南部鉄瓶がかかっていたものでした。
今、またその良さが見直され、注目されつつあります。

南部鉄器の使い始め

南部鉄器は、きちんと正しく使用すれば、次の世代まで引き継ぐこともできるほど丈夫で長持ちするものです。
そのため、正しい使い方をちゃんと覚えておきましょう。

新しい南部鉄器を使い始めるときの注意です。

 水を入れ、10分くらい沸騰させます。すると最初は水がにごります。お湯を捨て、二回から三回沸騰させてお湯を捨てるのを繰り返します。
茶碗一杯のお茶を、布巾につつんで沸騰させるという方法もあります。
米のとぎ汁でもいいでしょう。
これは、金気止めと内部の金漆の臭いをとる効果があります。

鉄瓶をなじませるということですね。

南部鉄瓶には、皮膜があり、そのおかげで正しく使えば錆びることはありません。
最初だからといって、よく洗おうと、内側をこすってはいけません。
皮膜が削れると、錆びるようになってしまいます。

内部がホーロー処理された急須などは、特に気にすることはないでしょう。
けれど、ホーロー処理されたものは、南部鉄瓶の良さが半減してしまっていますね。